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絆についての本をつくっています

絆について書かれた本

  現在とりかかっている仕事として、絆について寄せられた原稿を
 本にしようとしています。原稿はテーマによって寄せられたものな
 ので、個性豊かな、まさにその人ならではのものばかり。若い女性
 の「親に死ねといわれた日」など、ほんとうかなと目を疑いたくな
 るような悲しいものがあってつらくなりました。
  勇気をふるって投稿してくださったことを思うと、なんとしても
 世にだしたいと思い、編集してきたのですが、予想もしなかったこ
 とがおこり、悩んでいます。この企画を応援し続けてくださった
 高名な選者が亡くなられたのです。
  ほとんどこの選者の名前で信頼されていましたので、一部有料の
 同人誌の形のこの企画が行き詰まってしまいました。
  悩み続けていた私の目に飛び込んできたのが、寄付によってプロ
 ジェクトを立ち上げるという団体の名前でした。
 さっそく申し込んでみたのですが、却下されてしまいました。理由
 はわかりません。再度挑戦しようと思っていますが、今は個人の
 寄付でしか方向がみえません。
 著者だけではなく、ある程度の部数を刷り、震災で愛する人をうし
 なった人々にプレゼントしたいと考えています。
  今までも目的がただしいものであれば、必ず助けがくると信じて
 生きてきましたが、今回も思いもしない方法で助けられると信じて
 やり遂げたいと思っています。
  13名の記録は印刷するばかりになっています。
 
 たいという思いでいっばいですが、不測の事態で困難に瀕しています。
  
 ぱいです。ところが予想もしなかった事態になり、
# by kayareiko | 2012-11-18 16:37

恋は人を成長させるか

 中高年の女性の多くが燃えるような恋をしたいと
思っているとあるデ-タで読みました。若い頃にそ
うした経験をもたずにきた人なのか、あるいはそう
でないのかわかりません。

 私も20代の頃は、生物が子孫を残したいという欲求
を誰しももっているように、さまざまな男性を好きに
なり、結婚を考えたこともありますが、究極にはほと
んど一目ぼれで結婚し、一人の息子を得ました。
 多分、容姿端麗、学歴高く、物腰が優雅という点に
惹かれたのは事実です。わずかの交際期間だったため
に、一緒に暮らすようになって、あまりにも生活感覚
が異なり、大変苦しみました。

 お互いの歩みよりができなかったために、8年あまりで
別れました。

 別れてからは、かえってとてもよい関係になり、お互いを
思いやれるようにもなりましたが。

 それからまもなく、出会った男性と恋をしました。
 ほのぼのとした生活感覚を持つ男性でした。
 
 結局結ばれることはできずに、彼の結婚によって幕を閉じ
たのです。はっきりとした理由も聞かずに別れたので、大き
な傷として私の心に残りました。
 会いたい思いを必死にこらえて二十数年過ぎました。
 ひりひりするほどの痛みは歳月でなくなることはありませ
 んでした。

 そうして一昨年、インタ-ネットによって彼の消息を知り
主宰するオーケストラの演奏を聴きに行きました。
 舞台の上の彼は、少し老いた感じはしましたが、魅力的でした。

 一度だけ会いました。お互いの歩んだ道を少しだけ語り、私も
自分が苦しんだことは伝えませんでした。

 仕事に没頭し、それなりの成果はあげましたが、私の心に
吹いている風は、まだおさまりません。 
 
 ただこれほどに人を愛せたということは、まさに勲章ものでし
ょう。多くの痛みとともに、人生に彩りを添えてくれました。
# by kayareiko | 2011-10-09 19:02

よしもとばななさんについて

 ひさしぶりによしもとばななさんの「サウスポイント」を読んだ。
この世とあの世の境目を書ける作家と言われていたが、この作品
でますますその感を深くした。

 亡くなった人をこれほどあざやかに偲ばせ、会ってみたいと思わせ
しかも自分の恋人の弟としてなんて。
 
 ハワイという土地柄のもつ時間がとまったような感覚というのに触れて
みたくなった。

 この人のバリ島のことを書いた作品も読んだが、呪術の雰囲気のある
島が不思議な女友達を通して描かれていて、こんな人々が存在している
のか、それとも彼女の目を通しているから、すてきなのかがわからなくな
った。

 吉本隆明という類まれなる思想家の娘として生まれ、これほど感性の
優れた作家として世に受け入れられるというのは、確かに運命としかいい
ようがない。

 子は親を選んで生まれてくるというのは、今では定説に近くなっているが、
私も今の自分があるのは、才能あふれる親のもとではなく、平凡だが、
愛情深く、しかも不器用な両親のもとに生まれてきたせいだと思うようになった。

 決して望むような子供ではなかったのにもかかわらず、一生懸命理解しようとして
果ては誰よりも味方になってくれた。

 戦場で真っ先に死地に赴けるのは、もっとも愛された記憶のある人だと聞いた
ことがある。
# by kayareiko | 2010-01-17 11:39

スロージョギングをはじめました


テレビの番組でみた遅筋の活用ということで、ウオーキングに
ゆっくりと走ることを取り入れてみました。

朝のウオーキングをはじめて今月で10カ月になりますが、
なかなか体重が減りません。マンネリになったのかなと
思っていたところ、ゆっくりというか、まさに小走りといった
ジョギングがあることをしりました。

中高年のジョギングの危険さは知っていたので、昨日から
ほんとうにゆっくりと走り出してみました。

どうでしょう。少しも疲れないのです。息も上がらないし、たった
一日で800グラムも減ったのです。

ただ少し困ったのは、歩きながら缶やビンが落ちていれば
拾っていたのですが、その都度止まらなければならなくなったこ
とです。

でも日によって落ちているごみの種類や量が違っている面白さに
気がついたところでしたので、まあそれも仕方ないかと思います。

ともあれ、すぐにやってみるという野次馬精神が残っていることは
うれしいかぎりです。

ただ行き交う人々が首をかしげているのはちょっと気になりますが。
# by kayareiko | 2009-06-15 10:19

お金について

最近とくにお金とのかかわりあいについて考えさせられている。

昔からお金の貸し借りは友人を失うと言われてきた。

それまでのほんわかとした関係が、お金がからんでくると
とたんに本質が露骨に表れるということなのだろう。

でも本当に困っている人には、心ではなく、物やお金しか
助けてあげられないこともある。

明日食べるものがないときにひとまず、ご馳走されたら、
それがたとえ一杯のラーメンであっても本当にうれしいは
ずだ。

もしそれができないとしたら、人間的におかしいと思う。

理由はいろいろあっても、自分にはまだ食べるものがあったら、
どんな人でもなんとかすべきだと思う。

この十年以上の間、さまざまな場面に遭遇してきたが、
私が絶望して、最後にその人に会ってから死のうかと思って
会いにいったときに、彼女は黙ってそばにいてくれて、「これで
何かおいしいものでも食べてね」と言ってお金を渡してくれた。
 光がさしてきた思いだった。

 私もきっとこの人のようになろうと思って生きてきた。
# by kayareiko | 2009-06-12 12:16